システムの基本
コアテクノロジー
カミンズの一流の後処理テクノロジーは実績あるコアテクノロジーを中心に設計されています。酸化触媒、微粒子フィルター、SCR技術に関する何十年もの経験を活かし、当社の後処理システムは、お客様のエンジンシステム全体をより効率的に稼働するよう最適化します。
ディーゼル酸化触媒

ディーゼル酸化触媒は、クリーニングやメンテナンスの要らない化学反応を介して粒子状物質(PM)を削減します。 1990年代初期に開発されたDOCは、オフハイウェイ装置や特有のスペース制約といった厳しい要件に適合するよう常にカスタマイズが行われています。
DOCには、コーディエライトもしくは金属製機材に触媒がコーティングされ、排気に含まれるPMを酸化させます。DOCは、パッシブ限定モードで稼働し、アクティブな再生や特別なデューティサイクル要件を必要としません。
ディーゼル微粒子フィルター

ディーゼル微粒子フィルターは、2004年以降100万台のカミンズ製DPFの使用実績を持つ、信頼性の高い排出ガス削減技術です。DPFは、粒子状物質(PM)を90%以上を効果的に除去します。コンビネーションシステムは、頑丈なオフハイウェイ市場向けに、厳しいスペース要件にも適合するよう設計されています。パッシブおよびアクティブな再生を使用することにより、酸化およびフィルターの清掃がより制御しやすくなります。
DOCと組み合わせたDPFには、壁流式基質が使われています。この気質は通常多孔質セラミック媒体でできており、排気ガスをとらえ、PMや煤の粒子を除去します。通常のフィルターは排気ガスが通過する小さな通り道が並んだ構造になっています。隣接した通り道が反対端で接続されており、排気ガスは多孔壁を通過し、表面および媒体の気孔内にある煤の粒子をとらえます。フィルターの中で煤が蓄積するにつれ、再生イベントで十分な熱を供給して酵素反応を起こし、煤をとらえます。残った灰は、エンジン会社の推奨に基づいて定期的に組まれたクリーニングイベントで取り除くことが可能です。
選択的触媒還元システム

2005年以降、およそ100万もの選択式触媒還元(SCR)システムと補完的な部品が世界中で使用されています。SCRシステムは、幅広いオフハイウェイ用途で窒素酸化物(NOx)の排出を削減し、燃費を向上させる効率的かつ信頼性の高い技術です。オフハイウェイ装置に最適なSCRシステムは、用途によっては不定期のドージングシステムフィルターメンテンナンスが必要となりますが、実質的にはメンテナンス不要です。
SCRシステムは、SCR触媒、尿素ドージングシステム、後処理制御システムの3つの主な要素で構成されています。当社のシステムは、化学還元剤を使用しており、このシステムでは尿素がそれに該当します。尿素は、北米では、ディーゼル排気液(DEF)、ヨーロッパでは、AdBlueと呼ばれています。DEFあるいはAdBlueは、排気流中でアンモニアに変化し、触媒を介してNOxと反応を起こし、無害な窒素ガスと水を生成します。
制御技術
電子制御
カミンズ製の制御システムは、単体のモジュールとしてエンジン制御機能を向上させるために使用することや、エンジン制御モジュールに直接組み込むことができます。これらのシステムは、圧力、温度、窒素酸化物(NOx)の変化を監視しながら、エンジンおよび後処理の動作を調整し、必要な排ガス制御を行って最適なパフォーマンスを実現します。
当社の電子制御およびソフトウェア機能は、フロースルー触媒DPF、SCRシステム、噴射システム制御などの一連の後処理オプションに対応できるよう設計されています。
センサー
即納可能なセンサー技術でパフォーマンスを最適化し、システムインターフェースの増強を実現。
- 圧力センサー
- 温度センサー
- NOxセンサー
- 酸素センサー
システム統合
お客様の機器を最適化して、容易な取り付け、稼働コストの低減、耐久性の向上を目指しながら、増え続ける排気ガスのグローバル要件を満たすことは簡単なことではありません。統合のプロ、あるいは重要なエミッションサブシステムのプロとして実績を培ったカミンズは、技術的な専門知識、システムに関する知識、抜きんでた信頼性、独自のメリットを提供します。また、当社は新しい排出ガス規制要件、膨大な数の機器およびエンジンアプリケーションについても理解しています。システムの統合をカミンズにお任せいただければ、エンジニアリングコストのより効率的な管理にもつながります。
機能
- システム統合およびモデリング
- 再生および熱管理ソリューション
- 排出ガス規制対応テストエンジン制御モジュール(ECM)
- 基質およびコーティングを含む触媒開発
- グローバルプロトタイピング