カミンズは長年、当社のステークホルダーや業務に関わる問題について提唱しています。現在の課題についての当社の姿勢や努力をこちらで詳しく説明いたします。
気候変動
気候変動は現実に起こっています。世界的な電力のリーダーとして、カミンズではお客様、環境、当社が関わるコミュニティにとってより良い技術を開発して提供することに力を入れています。カミンズは、クリーンで効率的な天然ガス、高度なディーゼルエンジン、ハイブリッド式、バッテリー電気式、燃料電池式のパワートレインをはじめとするテクノロジーに多額の投資をしています。当社は、引き続き規制当局と調整しながら、効率的で信頼性に優れ、コスト効果の高い電力をお客様に提供し、環境改善を実現するために必要な規制および補足的な政策を支持していきます。これには、NOx、PM、GHG排出に対する厳格で明確、かつ強制力のある規制、カーボンプライシングのような経済全体の脱炭素化を図る政策、脱炭素化のためのインフラ、研究開発への投資、技術の導入が含まれます。カミンズは、気候変動に対するパリ協定の目標に則した直接および間接的な活動に取り組んでいます。
多様性、公平性、インクルージョン
カミンズは、当社が関わるコミュニティと、従業員が自分の個性を仕事場で安心して発揮できるワークプレイスにインクルーシブな環境を生み出せるよう努力しています。当社は長年、多様性、公平性、インクルージョンについて声を上げ、その取り組みを支えています。私たちは、多様な労働力がイノベーションを促し、会社の結束力を高め、より生き生きとした地域社会を築くと信じています。
黒人の人びとに対する公平性
カミンズでは、私たちが暮らし、働く地域社会における人種の公平性を推進する取り組みを行っています。当社では、人種を超えた公平さの提唱「CARE(Cummins Advocating for Racial Equity)」イニチアチブを立ち上げ、当社が関わる地域社会と会社全体におけるアフリカ系アメリカ人やその他マイノリティグループの立場向上を目指して実行可能な変革に向けた取り組みを行っています。
障がい者のインクルージョンにおけるグローバルな取り組み
世界中で障がいを持つ人々の割合は、およそ 15%(約 10億人)を占めており、障がいの無い人々よりも雇用される確率が2~3倍低いことがわかっています。カミンズでは、障がい者のインクルージョンイニシアチブを世界規模で実施し、さまざまな障がい(目に見える・見えない障がい、永久的・一時的な障がい、先天的・後天的な障がい)を包含し、雇用には意図的に焦点を当て、カミンズ社内と地域社会で継続的な取り組みを行っていきます。
ジェンダー表象と公平性
「カミンズパワーズウィメン」は、女性と少女の立場向上を促進させる国際的な非営利団体と提携し、私たちの地域社会における性別による不公平に対するソリューションを生み出すイニシアチブです。このイニシアチブにより、世界中の女性の活躍を促すというカミンズのコミットメントはさらに強化されます。この取り組みには、性別による所得格差や母親の雇用も含まれています。
LGBTQ+ の権利
カミンズは1998年に、Treatment of Each Other at Workポリシーに「性的指向」を追加し、2000年にはドメスティックパートナーに対する福利厚生を導入しています。それ以来、当社は LGBTQ+ コミュニティのために、あらゆるレベルの政府に対して公にサポートを表明し、働きかけを行っています。2005年に立ち上げられた「カミンズプライド従業員リソースグループ」では、LGBTQ+ 一人ひとりをサポートし、安全、平等、インクルーシブな環境を生み出す取り組みを行っています。
貿易
カミンズは、世界中の消費者に公正な価格で購入できる製品を提供することで、自由で公正な貿易を支援し、開かれた市場、経済とコミュニティの強化を促すポリシーを支持しています。世界中で 58,000人の人材を雇用するカミンズでは、国際貿易は20年以上にわたり、カミンズの成長と雇用、そして従業員とコミュニティにとって最も重要な要素となっています。カミンズが世界的に成長するということは、米国内で雇用を創出していることを意味します。
安全性
従業員を大切にすることは、カミンズが最も安全かつ健康的な職場を提供するための努力という意味でもあります。全米安全評議会やキャンベル・インスティチュートなどの専門機関と提携しながら、当社では安全かつ健康的な職場の世界的な推進を行っています。その他の国際組織と協力し、カミンズでは、健康と安全に関する課題を克服するためのソリューションに向けて良い慣行を共有し、取り組んで行きます。